サウナマシーン寺田

元サラリーマンによるサウナ絵日記

20代中盤からのタイピング速度の向上方法

 

※注:前置きがめちゃめちゃ長いです。

 

※前置きの要約:パソコン嫌いでどうしようもない状態から、タイピング速度を改善しようと思い立った経緯が書かれています。

 

 社会人1年目のとき、とにかくパソコンに向かうのが辛かった。

 配属1日目に先輩から渡されたのはHPのA3サイズの黒いノートパソコン。重さ3Kg相当。「ごめんね、課の予算の都合で君にはこれしか渡せないんだ」とのことでしぶしぶ使い始めることになった。コンパクトなレッツノートをバリバリ使いこなして、2WAYのカバンにしまい込み取引先の工場監査やコスト交渉に行くことを夢見ていた当時の自分にはショックが大きすぎる出来事だった。

 ハード面の不満もさることながら、当時の自分はエクセルでの計算処理やタイピングでの議事録作成やメール作成もままならないぐらいパソコンが出来なかった。大学生の頃までオタク面で秋葉原に入り浸っていながら、パソコンでやることはニコニコ動画やアニメを観る程度だったのである。

 それぐらいパソコンが出来ない自分だったから、とにかく処理の一つ一つが遅かった。パソコン処理が遅いだけでなく、自分は口下手だった。メーカー購買スタッフの仕事は、購入品の購買の規模が小さければ小さいほど言ったもの勝ちの世界だ。自社に致命的な落ち度が無い限りは、とにかくいかなる場面でも高圧的な態度を取り、マジで嫌われない程度に相手(取引先)を言いくるめる能力が必要になる。その状況で口下手は致命的な短所だった。

 当時保険テレアポすら断れないぐらい気弱で情弱だった自分は、取引先の猛者の様な中高年営業マンから、まるで今までの取引の憂さ晴らしかの様に仕事を断られた。見かねた上司から「口が下手ならせめて資料や処理が早くならないと使い物にならない。」「お前は購買よりは外部との折衝を伴わない生産管理に回したほうがよかったかもな。」などと言われてしまう始末。終いには「何を考えているかわからないから」という理由で面談室に呼び出されて紙の性格診断テストを受けさせられた。

 そのような状況なのにも関わらず、パソコン処理がとにかく遅い。当然の様に仕事は山の様に溜まり、毎日22~23時過ぎまで苦手なパソコンと向き合って残業することを強いられた。

 この生活を続けること2年ほどが経ち、エクセルの計算速度や発表資料の作成速度、また社会人としての立ち回りなどは身についた。仕事のレベルは、同期のなかで唯一新人の指導主任を任せてもらえるほどに改善傾向にあった。しかし、一向に改善しないスキルがあった。それがタイピング速度である。

 まずキーボードを目で見ないでタイピングすることが出来なかった。そして小指と薬指でキーを打とうとしても指が硬直してしまって動かない。自分の指は他の人と違って神経の通り方が異常なのかと疑うほどに動かなかった。ただタイピング速度自体はパソコンへの単語登録やBackspaceキーの高速連打などを使って何とか仕事に支障が出ないレベルに補っていた。もうこれは箸や鉛筆の持ち方の類で、練習したところで出来ないものは出来ないだろうから仕方ないか、、、と割り切ろうとしていたとき、Youtubeでこの動画に出会った。

 

タイピングの練習してますか?寿司打で10000点。社会人の必須スキルです。【マコなり社長公認切り抜き】 - YouTube

 

 サラリーマンとしてのセンスが全く無く、自己啓発本の目利きも無かった自分は毎日マコなり社長などのビジネスYoutuberの動画を観あさっていた。「まあこの程度は自分は出来てるよなあ、、」というアマアマの根性で、ほとんどの動画の内容はさらっと観てすこし仕事に取り入れる程度の感覚で視聴していた。しかし、このタッチ・タイピングだけは明確に自分が逆立ちしても出来ないスキルだった。

 布団から起き上がり、動画で紹介されていた寿司打 (typingx0.net)をやってみるものの、初級の3000円コースすらクリアできない。インターネットでタイピング練習 イータイピング | e-typing ローマ字タイピングでのランクは最低のEだった。この程度も出来ないなんて自分はサラリーマンとしてやっていくのは無理なのかなあなんて悲しい気分になり、そのときは現実に目を背けて寝た。

 しかし、コロナもあり自分の生き方を考えるなかで、この問題に向き合わなければならない時が来た。転職しようが再進学を目指そうが、タッチ・タイピングすら出来ずに「前の会社ではオフィスワークをしていました」なんて恥ずかしくて言えない。そこで退職の意識が固まってきたところで、漸く重い腰をあげてタッチ・タイピングおよびブラインドタッチの練習を開始した。結果、寿司打では10000円コースクリア、E-typingではThunderレベルまで現状改善している。この記事では、それが出来るようになった過程を書いていきたいと思う。そして、自分の様に20代中盤過ぎてタイピング速度が一向に改善しない人の助けになれたら非常にうれしいです。

 

■タイピング速度向上のためにやったこと

①キーボード配列を覚える

②キーボードを買い変える

E-typingでお気に入りの課題を一つ繰り返す

④寿司打ちの10000円コースを繰り返す

E-typingで月次ランキング課題に挑戦する

 

■まとめ

・寿司打で10000円出せる様になるまでにかかった期間

タッチタイピングが出来るようになって良かったこと

・今後の目標

 

以下詳細を書いていきます。

 

■タイピング速度向上のためにやったこと

 

①キーボード配列を覚える

 

 タイピング時に小指と薬指が動かない理由は、この指でどのキーを押したらいいかがわからない状態だからだ。そして、どのキーがどこにあるのかを知らないと無意識に特定の指で任意のキーを押せるようにはならない。このためにはキー配列を徹底的に覚える必要がある。具体的には、以下の様な画像をプリントアウトしてモニターの脇や下に貼る。

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キーボード配列 覚え方 で画像検索すると出てくる

 自分の場合は、デスクでメールを書く時でもブログを書く時でも何でもこの画像を見ながらタイピングをしていくと2~3週間ぐらいで小指と薬指が動く様になってきた。

 

②キーボードを買い変える

  

 長年慣れ親しんだやり方を変えるのは苦労やストレスが伴う。そのため、モチベーション維持はかなり難かしい。そこでお気に入りのキーボードを購入してモチベーションを無理やり保つことを提案したい。長ければ一日8時間以上は触るものだから良いものを買えば生活の質も向上するはず。

 これだけスマホタブレットが普及して、時代は音声入力やフリック入力になりつつあるが、キーボードの世界は奥が深い。例えば、スイッチの種類ごとに大きく⑴メルブレン ⑵パンタグラフ ⑶メカニカル ⑷静電容量無接点 の4種類に分かれていて、それぞれ打ち心地が全く違って面白い。

 値段に関しては一般的に⑴⑵⑶⑷の順で高くなるが、あくまで打ち心地はヘッドホンの音質などと同様に好みなので、量販店のキーボード販売コーナーに実際に行って触ってみて、デザインも含め気に入ったものを購入するのが良い。おすすめはヨドバシカメラの新宿西口店の地下。

 

E-typingでお気に入りの課題を一つ繰り返す

 

 結論から言うと、会社員をやりながら毎日E-typingや寿司打ちで練習することは体力・気力的に困難だと思う。ただし会社のパソコンでこれらを作動させても何も言われない場合は不可能ではないかもしれない。

 そのため、課題はあまり多くのものに手を出さないで固定の課題をやるといい。練習しているのに一向にスコアが良くならないと自己肯定感が下がるので、一つの課題で集中的にスコアを上げることは精神的にもおススメ。ちなみに自分は「転職面接の質問(転職編)」というものをやっていた。これでAランクが出せる様になるまで繰り返す。

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例文が生々しい

 

④寿司打ちの10000円コースを繰り返す

 

 E-typingで鍛えた下地を信じてとにかくやり続ける。寿司打ちの画面がにぎやかで気が散って苦手だったが、マコなり社長が出来るようになれと動画で言っていたのでやった。

 

E-typingで月次ランキング課題に挑戦する

 

 寿司打で10000円コースクリアを達成した後には、練習継続のためにE-typingの月次ランキング課題を繰り返す。寿司打での課題はフレーズや短文が主体だが、E-typingの月次ランキング課題では漢字や句読点を多く含む長文を打つ。これによりローマ字英語をそのまま打つのではなく、日本語を見てそれをローマ字英語に脳内変換してキー入力する練習が可能になる。

 毎月課題の内容が変わり、内容も雑学系なのでなんか為になる。ランキングの表示形式も自分のハンドルネームで登録出来る様になっており、匿名制の寿司打よりリアル感があるので好き。

 

■まとめ

・寿司打で10000円出せる様になるまでにかかった期間

 

 2021年3月中旬ごろに練習を開始し、達成したのが7月中旬なので、4か月まるまるかかった。運動神経や反射神経が良い人、要領がいい人はもっと早く達成できると思う。(ていうかこんな訳が分からない努力しなくても普通に出来ている)

 

タッチタイピングが出来るようになって良かったこと

 

 ータイピング練習自体が趣味になった

 ー量販店のパソコンコーナーに行くのが楽しくなった

 ーパソコンを開くのが楽しくなった

 ー残業時間が減った

 ーブログを書くのが楽しくなった

 ー理系の友人のキーボードの種類に関する話についていけるようになった

 ー暗記カードをパソコン上で作成するなど勉強の効率も上がった

 

・今後の目標

 

 ー英語タイピングが出来る様になる

 ーE-typingのローマ字月次ランキングで100位以内に入る

 ー50音レベルで苦手キーの練習をする

 ーブログの更新頻度を可能な限り上げる

 

■最後に

 

 なんで大学生の時にやっておかなかったのかと非常に後悔しています。

 

学校紹介(上智大学)

 

 学歴の話は大人げないというか恥ずかしいのだが、なぜか母校(上智大学)に関して紹介したくなったので書いていきたいと思う。二日酔いなのでどうやら自分語りがしたいらしい。学校としての成り立ち・歴史に関しては大学の公式サイトやWikipediaの方が正確かつ迅速だと思われるのでそちらを参照していただきたい。この記事では、在学中・卒業後に感じた良いところ・悪いところを列挙いたします。

 

上智大学の良いところ

 ①立地

 ②ある程度のブランド

 ③文理融合のキャンパス

 ④少人数授業

 ⑤学生

 

上智大学の悪いところ

 ①OB数の少なさ

 ②女子優位傾向

 ③説明しにくい

 ④私立なのに成績評定が厳しい

 ⑤オタクには華やかすぎる

 

以下詳細を書いていきます。

 

上智大学の良いところ

 

①立地

 とにかく立地が良い。四ツ谷駅の出口を出るとすぐ大学。放課後に遊び、バイトに行くのに最適。就活の時も色んな企業のオフィスに近いのでめちゃめちゃ便利。自分はアニメ・アイドルオタクだったので、大学説明会のときに「秋葉原に近い」という説明を担当者から受け、それで志望校にした。ちなみに授業をサボってメイド喫茶に入り浸ってしまい大変なことになった。また、都内の他の大学に進学した友人とも在学中にコンタクトしやすい。

 

②ある程度のブランド

 ドヤることは出来ないが、ある程度のブランドがある。ただしその価値は正直言って微妙。早慶上智と括って頂けることもあるが、SMARTなどMARCHレベルで括られることもある。自分は受験生のとき早慶上智が並列の認識を持っていたので、入学してから世間での早慶とのブランド価値の差に驚いた。まあなんでも謙虚なぐらいがちょうどいいと個人的には思う。よほど変わったことを言わない限りは就活で弾かれることはまずない。ただ、私大で周囲から凄いねとか頭いいねと言われたいなら絶対に早慶に行った方がいいです。

 

③文理融合のキャンパス

 有名私大では珍しく、文系理系問わずほぼ全ての学部が四ツ谷キャンパスに集中している。結構ありそうで無い形態だと思う。なのでサークルなどに入ると色々な背景を持っている人と話せて面白い。上智と聞いたらカトリック教育や、外国人や帰国子女が多いことが特色に上げられることが多いが、個人的にはこのキャンパス傾向が一番の特色なのではないかと思う。ちなみに私は陰キャなので外国人や帰国子女と積極的に話したことは無い。

 

④少人数授業

 これも有名私大では珍しく、少人数授業のクラスが多い。勉強嫌いな学生も放置せずしっかり指導しようとしてくれる教員が多い。なのでマッチすればおすすめ。特に外国語系や文学、総合人間系は少人数に特化している印象。ちなみにここまで書いたが当時の自分は勉強大嫌いで、思い返せばこの少人数授業が非常に都合が悪かった。

 

⑤学生

 落ち着いた人が多い。ガツガツギラギラしている人も少なかった気がする。陰キャだが国公立に行くほどの学力や勉強モチベが無く、かといって早慶に行くほどの根の明るさを持っていない男子高校生だったので、この点はよかった。余談だが学生はソフィアンと呼ばれ、何だかくすぐったい気分になる。大学の公式キャラクターの名前もソフィアンくんで、これが全大学のなかでも随一の可愛さを誇る。

 

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ソフィアンくん。圧倒的な可愛さ。

 

上智大学の悪いところ

 

①OB数の少なさ

 学生数が比較的少ない(全学年足して10000名程度?)ので、他の有名私大と比較して圧倒的に少ない。なので学閥のある大企業に行くと肩身が狭い思いをするかもしれない。ガチガチの大企業指向の場合は絶対に早慶を目指した方がいい。仕事や会社で上智卒の人に出会うとマイノリティ同士で謎の連帯感が生まれるので、個人的にそれが面白かった。

 

②女子優位傾向

 男子より女子の方が強い。人文系の学部の雰囲気はほぼ女子校。ハーレムとかそういう甘い世界ではなく、雰囲気が女子校のそれなので男子が完全に浮く現象が発生する。コミュ力が強い男子はそのような環境でも異性の友人を作っていたりしたが、私は出来なかった。英語のスピーキングのクラスで女子と話せず不登校・再履修になり、男子が多いクラスに回してもらったりしていた。また、性格が強い女子が多い傾向がある。男に恥かかせるんじゃないよ全く。

 

③説明しにくい

 この記事がこれを物語っている。人に説明がまあ~しにくい。なのでこのように特色を自らまとめて、理解する必要がある。(なんだこれ)

 

④私立なのに成績評定が厳しい

 私立なのにめちゃめちゃ厳しい。自分の学部(文学部)では基本的に出席率9割を切ったら落としてしまう授業が多かった気がする。評定の基準も厳しい。相当熱心に取り組まないとまずGPA3以上は取られない。また、就活時に企業に提出する卒業証明書には成績の実績が記載される。大企業への文系就活で尋問されることはかなりレアなケースだが、いい成績を取りたいなら結構頑張らなければならない。ちなみに自分のGPAの値はコンタクトを付けた後の視力と同じぐらいの値だった。

 

⑤オタクには華やかすぎる

 前に書いた様に、秋葉原が近いという理由がメインで入学したクチなので、入学してから周囲の学生の華やかさについていけなかった。「お前本当に上智生?」とクラスメイトに言われたこともあった。まあでも4年間で自分とは正反対な人々と沢山関わるなかで、最終的にはアニメに全く興味が無くなってしまうぐらい趣味に変化が起きた。色んな人と話すことは大事なんですねえ(他人事)

 

■まとめ

 

 ・ソフィアンくんの可愛さはガチ(以下再掲)

 

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単発サウナレビュー 池袋 か〇まる

 

 先日「サウナイキタイ」東京都ランキングで常時上位に入る池袋の「か〇まる」に行ってきた。今回はその評価と感想を無職なりに書いていきたいと思う。結論から言うと、設備自体は新しくて非常に清潔。しかし、そこ以外の部分、主に料金や接客・運営の方針に疑問に思う部分が多かった。

 

■評価

サウナ室     ★★★★☆ 90℃

水風呂      ★☆☆☆☆ 7℃ サンダートルネード

暖かい風呂    ★★★☆☆ 40~42℃ 炭酸泉あり

ととのい場所   ★★★★☆ 10席 以上

ホスピタリティ  ★☆☆☆☆ 店員の視線が強い

 

■コメント

 

 立地は池袋西口から徒歩5~10分ほど。立教大学方面に向かうと存在する。人通りが多く、池袋という土地柄もあってか気持ちがなんとなく落ち着かない感じ。(池袋って遊びの街って感じしません?(笑) ) 温浴施設と言いうかはエンタメ施設の様な見た目の建物が目を引く。

 

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施設画像。大通りに面している。

 建物自体が新しい様子。調べたところ、2019年 年末に開業とのことだった。内装に関しても最近の都心部のビジネスホテルにありがちなモダンな感じの内装で、力が入っている感じがした。新しくて清潔な施設には気持ちが高まる部分もあるが、正直なところ若干ガタが来ている古めかしい感じの温浴施設が個人的には落ち着くので好みだ。

 

 伺ったのは休日の昼。コロナの感染防止対策として、「おひとり様利用」なる施策を実施していた。これは、複数名での入場、および館内での会話を全面的に禁止するもの。しかし、前に入店した客は同じロゴが入ったシャツを着た明らかに部活動帰りの学生四人組。入店の際店員は見逃している様子。基準がよくわからない。

 一方で、館内での会話の禁止に関しては非常に厳しく取り締まりしている様子。実際に浴室で小声を感知しただけで「お客様、館内での会話は禁止とさせて頂いておりますので、ご理解いただけない場合は云々、、、」という接客業特有の甲高いボイスで口上を唱えるスタッフと遭遇した。これだけ厳しく見張られていると何だか人の目が気になってリラックスした気分にはなれない。ネット(SNS)の声によると、以前にコロナ対策を実施したものの、会話を自粛しない学生の集団が居たとかで最近になってより取り締まりを厳しくしたそう。はあ、、そうですか、、、、

 

 肝心のサウナと水風呂についてだが、結論から言うと余り好きになれなかった。サウナは全部で4種類あったと記憶している。下のフロアに①大き目のドライサウナ ②セルフロウリュサウナ ③蒸しサウナ(個人利用) 上のフロアに④牧サウナがあった。流石、関東最大級を謡うだけのラインナップという感じ。人気のためか、どのサウナも人の出入り、すなわち扉の開閉が非常に多く落ち着いて入ることが難かしく、また熱や蒸気が開閉の度に外に漏れる漏れる。考え方によってはこれも換気としてコロナ対策に一役買っているのだろうか。

 

 水風呂に関しては、広告でも一際目立っている、サンダートルネード水風呂が目玉。サンダートルネード水風呂とは、約7℃の水が張られ、四方から激しいジャグジー(水流)が発せられるものである。サンダートルネード水風呂以外にも3つの水風呂があるが、これらの紹介は割愛する。

 そのサンダートルネード水風呂について。これはリラクゼーションではなくアトラクションだ。サウナで10分ほどしっかり身体を温めた後でも、入浴後5秒ほどで全身が極寒に晒される。また、それ以降は四方からの激しい水流により四肢を中心に身体の熱が凄まじい勢いで剝がされていく。10秒ほど経過すると、四肢に痛みが生じ、生命の危機から浴槽から上がるというよりは、逃げるという恰好でととのい椅子に向かうことになる。これをエンタメとして楽しむ度量は自分にはなかった。

 

 ととのい椅子に関しては十分すぎる量を確保。混雑していたが、椅子に座れずに立ち尽くす人の姿は確認できなかった。椅子に座っている人々は恍惚としているのか、はたまたサンダー水風呂に参ったのかどちらとも付かない表情を浮かべていた。ちなみに自分は後者だった。ジェットコースターに無理やり乗せられたあとのグロッキー感の様な感じ。よかった点は、浴室のなかに水分補給ができる場所がある。水の種類も豊富で、常温、氷ありが選べたり、レモンなどの柑橘系のエキスが入った水もあった。

 

 そんなこんなでサウナ水風呂を繰り返すこと3セット、若干ふらふら気味で浴場を出た。施設出口の自動精算機にICキーをあてると、目を疑う額が表示された。

 

ー4000円ー

 

!??!???!??!?

サンダートルネードでかき乱された脳みそでは理解が追い付かない。そっとICキーを機械から離し、再び精算の作業を行った。

 

、、、再び4000円の表示がされた。事実をあるがままに受け入れ、紙幣を投入した。

 

 帰りに大戸屋でサバの塩焼き定食をいただいた。サバの素朴な味、あったかいごはんがなだめるように優しく心を包んでくれた。

 

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いつだって心に染みる味

■まとめ

 

 アトラクションがお好きな方はどうぞ。

 

 

 

 

 

ビヨーンズ 新曲レビュー

 

 昨日ビヨーンズの新曲が公開された。『フレフレ・エブリデイ』とうカ〇メ 野〇生活100とのタイアップ曲。結論から言うと今回もめちゃめちゃいい。メンバーの様々な面で成長が感じられて目が細くなるばかりだ。古風なハロオタなので以下レビューしていきたいと思う。

 

新曲MV URL

BEYOOOOONDS 『フレフレ・エブリデイ』 - YouTube

 

■評価

・前曲からの成長度     ★★★★☆ 合格点

・曲の北欧感        ★★★★☆ 無印良品ばり

・歌詞のハピネス感     ★★★★★ こう生きたい

・高瀬くるみのセンター感  ★★★★★ ビタミンME以来

・カ〇メの出しゃばり感   ★★★★★ おおう、、

ハロプロ曲としての完成度 ★★★☆☆ 大衆迎合

 

■評価詳細

 

・前曲からの成長度

 

 前回のシングルリリースは今年頭だっただろうか。『激辛LOVE』『Now Now Ningen』『こんなハズジャナカッター』のトリプルA面だった前回のシングル。コロナもあって、約1年ぶりのリリースだったので、3曲のなかでメンバーの成長は様々な角度で感じることが出来た。

 前回のシングルで主に良くなったのは表現力の幅とバリエーション。それぞれのメンバーの個性がきちんと活かされており、表現の柔らかさというか余裕を感じることが出来た。ある意味一気に垢ぬけたシングルだったと思う。ハロプロには事務所の方針に縛られてガチガチの状態で成長していくグループ(つ〇きファクトリーなど)もあるが、ビヨーンズはその名前の通り「ビヨーン」と成長している感が本当にほほえましい。

 今回のシングルに関しては、前回リリースから間が3か月?ほどしか空いていないにも関わらず、成長の幅が著しい。前回からの変化点として、メンバーの表現にさらに余裕が生まれ、それが母性となって発露している感がある。具体的には、これまでの曲が「かわいい私達を見てください」感が強かったのに対し、今回は「私達についてこい」感というか、強い意志を感じとることが出来る。

 これはビヨーンズが次のステージに進んだとも考えられる。これまでの彼女らはアイドルであるということを自己実現としての手段としてとらえていた部分が勝っていたかもしれない。しかし、今回の楽曲からはファンを楽しませる、導くというプロフェッショナルとしてのアイドルの顔が垣間見れる。この勢いで、独自の成長路線で突き進んでいってもらいたい。

 

・曲の北欧感

 

 衣装・セットと言い、音楽と言いかなり北欧感がすごい。まず衣装・セットに関してだが、前回のシングル『Now Now Ningen』で彼女達には北欧風というか民族風の衣装が合うということが判明してしまった。

※前回の衣装はこちら 「チャイハネ」というブランドとコラボしている。 【チャイハネ】×【BEYOOOOONDS】コラボ MV『Now Now Ningen』店舗限定公開!|株式会社アミナコレクションのプレスリリース (prtimes.jp)

 

 シンプルでモダンな服装の歌手やアイドルが多い昨今において、このような派手な服装を選択することは個性になりうると思う。ビヨーンズの良いところは毎回シングルでチャレンジ的な試みを行い、良かったものはしっかり次回に活かすことができている点だ。今回の楽曲で良かった点もしっかりと次回に反映していただきたいし、どうでもいいけどこういう衣装は、俗に言うほのぴであるところの小林萌花さんが一番似合うと思います。

 次に音楽だが、これは完全に無印良品だ。北欧の曲にありがちなケルト民族の謎の笛?弦楽器?の様な音が主にイントロに散りばめられ、無印良品感を助長している。今度無印良品に行ったときに聴いてみて無印良品の実店舗との親和性を評価したいと思う。

 

・歌詞のハピネス感

 

 全体的に多幸感がエグい。おそらくカ〇メとのタイアップなので、全年齢層にウケて、かつ宣伝になる様な分かりやすい歌詞にしているのだろう。星部ショウはこういう歌詞を書くのが本当に上手い。企業案件にはなるのだが、しっかりとオタクの目を気にしているというか、露骨な感じにはならず、かつタイアップ商品の特徴もしっかりと盛り込む歌詞を毎回作成されている印象。

 現在、聴きながらこのブログを書いているが、シンプルなエールの歌詞が「あー今日も頑張ろう」という気持ちにさせてくれる。ひねくれていないメンバーがこれを歌うから歌詞がスッと胸に響く。めちゃめちゃいい。まあ今日特に必死に頑張ることねえけど。

 

・高瀬くるみのセンター感

 

 野菜ソムリエ資格保有者であるところの高瀬くるみのセンター感がエグい。最近は山崎夢羽や西田汐里にセンターやメインボーカルを譲るところが多かった彼女だが、今回は得意領域である野菜系商品とのタイアップとのことでバキバキに中心的地位を奪い返した。

 以前なにかで見たインタビュー動画で、彼女は「いまやりたいことをやらないと意味がない」と語っていた記憶がある。(雨ノ森川海の結成時の動画だったと思う) 栃木県のいちご系のご当地アイドルとしてキャリアをスタートさせ、野菜ソムリエを取得し、ハロプロに入ってからも自己実現をさせながらもリーダーとして周囲をリードする姿からは非常に学ぶところがある。今回の楽曲のなかでの彼女は、一つのことを極めると、いつか報われる時が来るということを教えてくれている気がする。

 

・カ〇メの出しゃばり感

 

 MV中のCMのカットインはまだ許す。しかし、公式のツイッターがいただけない。というか私は企業の公式ツイッターが嫌いだ。総合職採用なんだからスマホなんかいじってないでちゃんとあなたは仕事をしなさい。勘違いをしないでいただきたいが、そのウン十万人のフォロワーはあなたのファンではなく、製品を普段使っているから、製品に親しみがあるからという背景で惰性的にフォローされることで獲得したフォロワーに過ぎませんからね?? ちなみに、こんなことを言ってしまった手前ですが、私も御社の野菜スムージーを毎朝愛飲してございますwww 

 

ハロプロ曲としての完成度

 

 タイアップ曲とのことで、大衆に迎合する必要がどうしてもあるためか、ハロプロ楽曲としての特徴は少ない様に思う。しかしながら、大企業がバックについてくれたことでメンバーは間違えなく成長すると思う。世間体を気にする様になり、もしこれで認知度が飛躍的に伸びれば自信にもつながると思う。ぜひこのお付き合いを継続していただきたい。

 

■総評

 

 ビヨーンズ、良(よ)すwwwwwww

 

以上、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

好きな鉛筆について

 

 突然だが一番好きな鉛筆について告白したいと思う。そもそもの話になってしまうが、筆記具の中では鉛筆が一番好きだ。ほかの筆記具にはない木のぬくもり、線を引いた時の色のムラの感じなど、なんとも言えないレトロというか独特な使い勝手がつい癖になってしまう。国内外の様々なメーカーの鉛筆を世界堂などで買いあさり、試してみた経験から一番気に入ったものを紹介したい。

 

■一番好きな鉛筆

 

 三菱鉛筆 9000番

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9000番の1ダース箱と本体画像

 

 【評価】

  デザイン    ★★★★★ 鮮やかな緑

  書き味     ★★★★☆ 同社9800番より滑らか

  価格      ★★★★★ 50~60円/本

  入手性     ★★★☆☆ 取り扱い店舗少

  木目の美しさ  ★★★★★ 白目の木目

  匂い      ★★★★★ 甘い香り

 

 【コメント】

  店舗ではなかなか見かけない9000番という名前のモデル。世界堂伊東屋など、文具の専門店に行けば置いてある可能性が高い。

 三菱鉛筆だと、主にuniシリーズ、9800番シリーズ(コンビニとかによく売ってる深緑の鉛筆)が目にとまるが、そのなかでもマイナーな部類のモデルになる。価格的にはuniのなかで一番廉価版のモデルのuni starと、9800番の中間ぐらいの価格帯。希少性とは裏腹に、かなりリーズナブルに入手することが出来る。

 最大の魅力は何といってもデザイン。この緑は他社製品と比較しても唯一無二の緑色と言っても過言ではない。緑色の鉛筆と言えば、9800番ももちろんだが、鉛筆界のパイオニアであるドイツのファーバーカステルのカステル9000が有名だ。三菱9000番もカステル9000番を意識して作られた面はあると思うが、両者の使い勝手は外観から全て異なる。カステル9000番が落ち着いた深緑の見た目、引っかかり感のある書き味なのに対し、三菱9000番は鮮やかな緑の見た目、滑らかな書き味を兼ねそろえている。軸の太さも三菱9000番の方が若干太く、グリップ感ではカステル9000番には勝っている。

 また、書き味に関しては個人的には同社のuniよりは好みのものになる。uniが滑らかで濃い色を出す書き味なのに対し、三菱9000番は滑らかでありつつ、淡い色の線を出す。紙一面に文字を書く際は薄い色の方が全体的に圧迫感が無いというか、視認性がいいイメージがあるので、滑らかさと薄い色合いを兼ねそろえた三菱9000番のポジションは貴重なものだ。ちなみに、三菱9800番と三菱9000番の品質の差は値段の開き以上に大きいものがある。三菱9800番の色は黒鉛の粒度にかなりムラがあり、均一な濃さの線を描くことがなかなか難かしい。また、色の淡さで行くとTomboの各種鉛筆もなかなか良い線を行っているのだが、Tomboは逆に淡すぎるところがある。(少しでも紙が湿っていたりすると認識できないくらい薄い色になってしまう) 

 まとめると、三菱9000番は入手性を除けば、日本メーカーの鉛筆のなかでも非常にユニークな特徴を兼ねそろえた鉛筆なので、ぜひお店で見かけたら使ってみていただきたい。なかなか他人と被ることはないだろうし、お得に差別化するにはもってこいのモデルになるだろう。

 

 ちなみに、私は鉛筆をはじめとして文房具が大好きだが、誰よりも字が汚い自負がある。

 

 

 

日系メーカーで評価されるためのコツ

 

 本日、退職前に最後のボーナス支給があった。退職する身だが、課で一番いいボーナスの査定を貰った。理由は「新規の仕事(新規の提案や、業務効率改善)と、ルーチンの仕事を両立出来ているのが他に居なかった」からだということ。自慢をしたいわけではないが、典型的な日系メーカー(私は購買配属だった)で評価されるためにはどの様に立ち振る舞えばいいかということを説明する相手もいなければ機会もないので、ここに書いて記録しておきたいと思う。

 

■日系メーカーで評価されるためのコツ

 ①上の方針に逆らわない

 ②やる気があるフリをする

 ③リップサービスを大げさにやる

 ④大げさな敬語を使う

 ⑤申し訳程度に業界に関心を持つ

 ⑥PCに強くなる

 

それぞれ以下に適当に詳細を書いていきたいと思う。

 

①上の方針に逆らわない

 

 年功序列の日系メーカーにおいて、上の方針に逆らうなど言語道断。どんなにやりたいことがあっても、上司の考えと異なると感覚的に分かったら口に出さない、言葉に出さない。長いものには窒息する勢いで巻かれにいくしかない。何か言ったところで、異端児扱いをされるだけである。上の方が言ったことをただただ「そうですよね~」と訊き、何でもないようなことをさも自分が考えたように意見として言う。これだけで十分すぎる。

 

②やる気があるフリをする

 

 実際に出来るとか出来ないとかは関係ない。とにかくやる気があるフリをする。困難や問題に直面したとき、「できません」というより「やります!!頑張ります!!」と無責任に言う方が好印象。やる気が全くなくても、ファイティングポーズを常に示だけで好印象になる。

 

リップサービスを大げさにやる

 

 苦手、うざいと思っている人や取引先でも、「〇〇さんのおかげで」とか「御社のおかげで」とか、とにかく靴を舐めさせてくださいぐらいの勢いでヨイショする。気持ちよくなってもらって存分に勘違いしていただく。 メーカー関連は保守的で自尊心がお高い方が多い傾向にあるので、自分がプライドを捨てて多少負けてやるだけで仕事が円滑に進むWINWINな関係を築くことが出来る。また、お酒の席は相手を特に気持ちよくするチャンスなので兎に角酒をつぐ。結局仕事が出来るとか出来ないとかではない。相手に好かれるか好かれていないかだけで仕事の質が左右される。

 

④大げさな敬語を使う

 

 メールや電話でマナーの教科書に出てくる様な大げさな敬語を使う。真面目な人間が評価される傾向にある。「わかりました」ではなく「承知しました」 「教えて下さい」ではなく「ご教授下さいますと大変助かります」 「ありがとうございます」ではなく「誠に有難うございました」 結局年次が低い時はここが大事。アホになったつもりでやるしかない。

 

⑤申し訳程度に業界に関心を持つ

 

 別に一生懸命に詳しくならなくてもいいので、知ってます感が出せるぐらいに業界のことや仕事のことに関心をもつ。一つでも上司より詳しいことが出てくるとマウントを取られることは少なくなってくる。自分の職種は購買だったので、 取引先の経営状況を査定するために簿記の資格を取ったり、取引先をある程度論理的に詰められるように購入品の製造工程や構造、市況について詳しくなる努力をした。製造工程、市況に関しては取引先のHPを見れば大体書いてある。それでもわからなかったら営業マンに訊けば喜んで教えてくれる。(訊かれる機会もほぼないだろうから嬉しいのでしょう、、)

 

⑥PCに強くなる

 

 結局ご年配の方が多いので、PCに詳しい人材が重宝されがち。VLOOKUP関数が使えるだけでスキルとみなされる嘘のようなリテラシーレベル。ブラインドタッチが出来たり、ショートカットキーが使えるなんてきたらもう神童レベル。Excelの本を1冊やったり、社外研修でPCスキル研修を受ける程度で習得出来るので、これが出来れば1年目でもベテラン社員にマウントを取ることが出来る。ただしあまり大っぴらにすると処理系の業務をおじさま方に一手に押し付けられることになるので要注意。

 

 

以上、一般的な日系メーカーで評価されるためのコツでした。評価されれば自信がつくと思うし、その自信がより大きな仕事をすることへの原動力に間違えなくなると思います。まあ俺辞めるけどwwwwwwwwwww

 

 

素人だが病んだ同期のメンタル相談に真剣に乗ってみた

 

 会社の別の部門の同期が病んでしまった。診療内科に通院し、薬を服用している状態。通院は1年間続けているがなかなかよくならないそう。服用している薬はレクサプロ(過去私も服用していた自律神経系の薬)。

 なかなかいい具合に病んでいたので、完全なおせっかいなのだが昨晩時間を作って相談にのることにした。そのなかで訊いた内容や、素人なりにアドバイスしたこと、感想などを書きたいと思う。

 

■病んでしまった背景

 

 話を深堀りしていくと、病んだ背景は以下の2点が主な理由とのことだった。

 ・家族との不和

 ・仕事に対する不満

 ※それぞれ以下に詳細書きます 

 

 まず、「家族との不和」に関してだが、これはかなりプライベートな内容なので詳細は書かないようにしたいと思う。金銭的、心理的に家族と深く関わることを避けた方が幸せになる状態になったそう。こればかりは環境要因なので仕方が無いと思い何も助言しなかった。

 

 次に、「仕事に対する不満」に関して。彼は帰国子女でTOEIC960点かつ英検1級、中国語版TOEICのなんちゃらかんちゃらという資格の5級(MAXは6級で、級の数が増えるごとに上位の級になるらしい)を持っている。それにも関わらず、今の仕事(日系大手企業のコーポレート系)では語学を活かす場面がほぼ皆無に等しく、自分の能力を発揮できる機会が少ないことに大きな不満を持っているそう。

 また、不満のなかの一つに金銭面での不満もある様だった。日系のメーカーにはありがちなのだが、当社は家賃補助が出ない。これは大学生で就活している時には分かるがケアしきれない内容(自分もそうだった)ので、入社してから気付くのも仕方が無い気がする。家賃補助が出ないので、毎月給料が入っても無条件で半額は家賃・光熱費・食費に没収されてしまうそう。※日系メーカーの手取りは残業無しだと結構安い そのため可処分所得が少なく、困窮してしまっているそう。お金が貯まらないと心が豊かにならないのはなんとなく分かる。

 

 以上を踏まえて、主に

 ・目先の病み(自律神経系の低調子)の改善

 ・能力(語学)が活かせて、かつ現状より給与が上がる職業

 の2点にしぼり、アドバイス(というか対処法を一緒に考えること)を行うことにした。

 

■アドバイスに関して

 

 まず、病みの改善についてのアドバイスに関して。聞けば自律神経が乱れが原因で、一日の平均睡眠時間が5時間を切っていて、眠りもかなり浅いそう。特に雨の低気圧の日に調子が悪くなるとのことだった。ここに関しては、ただただ冷水シャワーとサウナを推奨した。暖⇒冷を繰り返す交代浴により、自律神経を鍛える。説明不要。以上、よろしくお願いいたします。

 、、というのは冗談で、昨晩飯を食ってから銭湯に連れて行ってサウナにぶち込んだ。百聞は一サウナに如かず。今後アフターフォロー(といってもサウナに誘うだけだが)を含めて、僭越ながら経過観察していきたいと思う。

 

 次に、水風呂から引きずりだした後に適職の相談に乗った。「語学を活かしてかつ給料を上げたい」とのことだが、バリバリ働く気概はそこまでなく、ワークライフバランスを主に重視したい模様。そのため、大学職員や学校事務などの、教育法人のバックオフィスを紹介した。これに関しても「本当にホワイトなのか」とか「やりがいがあるのか」など諸説あるが、ワークライフバランスを重視する傾向のある人(自分もそう)は、そんなことよりいかに自分の生活が充実しているかという部分で人生の幸福度が決まる傾向が強いと思う。彼も例外ではなくそのタイプの様なので、この職種を推奨した。

 また、学校法人も交換留学先の提携校開拓など進めており、そういう系の部署に志して入れば語学を活かす場面は非常に多いはず。英語・中国語を話せれば鬼に金棒の状態だろう。彼は学部生時代は教職を検討するなど、教育分野にも関心があるとのことでこれが出来ればかなり向いているのではと思った。

 特に私立の大学職員は平均年収も高い。そのため応募が集中する人気の職種で狭き門にはなるが、頑張って頂きたいというところで銭湯から上がって別れた。

 

■まとめ

 

 同年代で人生経験も変わらない様な人にいろいろ助言するなんて、出過ぎたことをしたなあと少ししこりが残っているが、とりあえずは会っている間は前向きになってくれたので良かったと思う。

 メンタルがやられている状態で、闇雲に「サウナ入れ!転職活動しろ!」なんて言われても自尊心が傷付く(というか理解してもらえない)だろうから、デリケートな時期に他人に助言を正確に伝えることの難かしさを学んだ。自分も診療内科に通院し、並行して転職活動をした時期があったので、かなり親身になって話を訊けたと思う。

 やはり病んでいる時期も人生のなかで全く無駄な時間ではない。自分の気質や身体の傾向を理解して、発生した問題(病み)に対して適切な対応をする。病みを対策することで人生がより豊かになる。病みはその後の人生が好転することを知らせるサインなのかもしれない。以上、よろしくお願いいたします。