サウナマシーン寺田

元サラリーマンによるサウナ絵日記

ビヨーンズ 新曲レビュー

 

 昨日ビヨーンズの新曲が公開された。『フレフレ・エブリデイ』とうカ〇メ 野〇生活100とのタイアップ曲。結論から言うと今回もめちゃめちゃいい。メンバーの様々な面で成長が感じられて目が細くなるばかりだ。古風なハロオタなので以下レビューしていきたいと思う。

 

新曲MV URL

BEYOOOOONDS 『フレフレ・エブリデイ』 - YouTube

 

■評価

・前曲からの成長度     ★★★★☆ 合格点

・曲の北欧感        ★★★★☆ 無印良品ばり

・歌詞のハピネス感     ★★★★★ こう生きたい

・高瀬くるみのセンター感  ★★★★★ ビタミンME以来

・カ〇メの出しゃばり感   ★★★★★ おおう、、

ハロプロ曲としての完成度 ★★★☆☆ 大衆迎合

 

■評価詳細

 

・前曲からの成長度

 

 前回のシングルリリースは今年頭だっただろうか。『激辛LOVE』『Now Now Ningen』『こんなハズジャナカッター』のトリプルA面だった前回のシングル。コロナもあって、約1年ぶりのリリースだったので、3曲のなかでメンバーの成長は様々な角度で感じることが出来た。

 前回のシングルで主に良くなったのは表現力の幅とバリエーション。それぞれのメンバーの個性がきちんと活かされており、表現の柔らかさというか余裕を感じることが出来た。ある意味一気に垢ぬけたシングルだったと思う。ハロプロには事務所の方針に縛られてガチガチの状態で成長していくグループ(つ〇きファクトリーなど)もあるが、ビヨーンズはその名前の通り「ビヨーン」と成長している感が本当にほほえましい。

 今回のシングルに関しては、前回リリースから間が3か月?ほどしか空いていないにも関わらず、成長の幅が著しい。前回からの変化点として、メンバーの表現にさらに余裕が生まれ、それが母性となって発露している感がある。具体的には、これまでの曲が「かわいい私達を見てください」感が強かったのに対し、今回は「私達についてこい」感というか、強い意志を感じとることが出来る。

 これはビヨーンズが次のステージに進んだとも考えられる。これまでの彼女らはアイドルであるということを自己実現としての手段としてとらえていた部分が勝っていたかもしれない。しかし、今回の楽曲からはファンを楽しませる、導くというプロフェッショナルとしてのアイドルの顔が垣間見れる。この勢いで、独自の成長路線で突き進んでいってもらいたい。

 

・曲の北欧感

 

 衣装・セットと言い、音楽と言いかなり北欧感がすごい。まず衣装・セットに関してだが、前回のシングル『Now Now Ningen』で彼女達には北欧風というか民族風の衣装が合うということが判明してしまった。

※前回の衣装はこちら 「チャイハネ」というブランドとコラボしている。 【チャイハネ】×【BEYOOOOONDS】コラボ MV『Now Now Ningen』店舗限定公開!|株式会社アミナコレクションのプレスリリース (prtimes.jp)

 

 シンプルでモダンな服装の歌手やアイドルが多い昨今において、このような派手な服装を選択することは個性になりうると思う。ビヨーンズの良いところは毎回シングルでチャレンジ的な試みを行い、良かったものはしっかり次回に活かすことができている点だ。今回の楽曲で良かった点もしっかりと次回に反映していただきたいし、どうでもいいけどこういう衣装は、俗に言うほのぴであるところの小林萌花さんが一番似合うと思います。

 次に音楽だが、これは完全に無印良品だ。北欧の曲にありがちなケルト民族の謎の笛?弦楽器?の様な音が主にイントロに散りばめられ、無印良品感を助長している。今度無印良品に行ったときに聴いてみて無印良品の実店舗との親和性を評価したいと思う。

 

・歌詞のハピネス感

 

 全体的に多幸感がエグい。おそらくカ〇メとのタイアップなので、全年齢層にウケて、かつ宣伝になる様な分かりやすい歌詞にしているのだろう。星部ショウはこういう歌詞を書くのが本当に上手い。企業案件にはなるのだが、しっかりとオタクの目を気にしているというか、露骨な感じにはならず、かつタイアップ商品の特徴もしっかりと盛り込む歌詞を毎回作成されている印象。

 現在、聴きながらこのブログを書いているが、シンプルなエールの歌詞が「あー今日も頑張ろう」という気持ちにさせてくれる。ひねくれていないメンバーがこれを歌うから歌詞がスッと胸に響く。めちゃめちゃいい。まあ今日特に必死に頑張ることねえけど。

 

・高瀬くるみのセンター感

 

 野菜ソムリエ資格保有者であるところの高瀬くるみのセンター感がエグい。最近は山崎夢羽や西田汐里にセンターやメインボーカルを譲るところが多かった彼女だが、今回は得意領域である野菜系商品とのタイアップとのことでバキバキに中心的地位を奪い返した。

 以前なにかで見たインタビュー動画で、彼女は「いまやりたいことをやらないと意味がない」と語っていた記憶がある。(雨ノ森川海の結成時の動画だったと思う) 栃木県のいちご系のご当地アイドルとしてキャリアをスタートさせ、野菜ソムリエを取得し、ハロプロに入ってからも自己実現をさせながらもリーダーとして周囲をリードする姿からは非常に学ぶところがある。今回の楽曲のなかでの彼女は、一つのことを極めると、いつか報われる時が来るということを教えてくれている気がする。

 

・カ〇メの出しゃばり感

 

 MV中のCMのカットインはまだ許す。しかし、公式のツイッターがいただけない。というか私は企業の公式ツイッターが嫌いだ。総合職採用なんだからスマホなんかいじってないでちゃんとあなたは仕事をしなさい。勘違いをしないでいただきたいが、そのウン十万人のフォロワーはあなたのファンではなく、製品を普段使っているから、製品に親しみがあるからという背景で惰性的にフォローされることで獲得したフォロワーに過ぎませんからね?? ちなみに、こんなことを言ってしまった手前ですが、私も御社の野菜スムージーを毎朝愛飲してございますwww 

 

ハロプロ曲としての完成度

 

 タイアップ曲とのことで、大衆に迎合する必要がどうしてもあるためか、ハロプロ楽曲としての特徴は少ない様に思う。しかしながら、大企業がバックについてくれたことでメンバーは間違えなく成長すると思う。世間体を気にする様になり、もしこれで認知度が飛躍的に伸びれば自信にもつながると思う。ぜひこのお付き合いを継続していただきたい。

 

■総評

 

 ビヨーンズ、良(よ)すwwwwwww

 

以上、よろしくお願いいたします。