サウナマシーン寺田

元サラリーマンによるサウナ絵日記

ボーナスでやりたいことをダラダラと書く記事

 

 そろそろボーナスの時期になった。これまでの人生で、具体的にボーナスの使い方を考えたことはない。ボーナスは基本的に貯金。使ってもスマホの買い替えや、旅行ぐらいにしか使ったことはない。しかし、今回は人生のなかで最後のボーナス受給になる可能性が高い。(退職後はいわゆるホワイトカラーのサラリーマンはやらない予定なので、、) という訳で、最後ぐらいは真面目に使い方を考えたいと思う。

 

■ボーナスでやりたいこと一覧

 

①夏服を買う

②腕時計を買う

③部屋の模様替え用の家具を買う

④旅行に行く

⑤新しいペットを買う

 

■それぞれの詳細

 

①夏服を買う 予算15000円

 

 新しい夏服が欲しい。とにかく年齢に見合った服が無い。秋、冬、春の服は以前ユニクロで大量購入し、持っているのだが、夏服はいまだに大学時代に購入した服をしこしこと着続けている状況。なのでこの機会に購入したい。

 具体的にはポロシャツとカットソーが欲しい。暑がりなのでむだな装飾が入っているものや、重ね着が必要なものは選択肢に入らない。

 ポロシャツはラルフ・ローレンのものが欲しい。何だかんだいままで購入を避けていて一着も持っていない。だがラルフローレンのポロシャツは高い。アウトレットですら一着15000円ほどで、普通の店で買うと20000円はかかってしまう。申し訳ないけど、所詮は夏場に汗でグショグショになる布切れにそんな大金は払えない。なので、今年はユニクロのもので我慢をしようと思う。(というか合理的に考えてユニクロが一番いい気がする)

 

ドライカノコポロシャツ(半袖) (男女兼用) | ユニクロ (uniqlo.com)

 

 ユニクロの布切れは色さえ間違えなければ安っちくは見えない。そしてなにより着心地がいい。ブランドものは布の厚さや固さを感じてしんどい局面が多いが、ユニクロの服にはそれが無い。もう少ししたら、夏服のセールがあると思うのでその際にカットソーと合わせて購入したいと思う。

 

②腕時計を買う 予算10000円

 

 サウナ対応の腕時計が欲しい。ありきたりな日系メーカーのものではなく、海外の時計が欲しい。となると候補はだいぶ限られてくるのだが、現状はTIMEX社の時計が欲しい。

 

アトランティス 100 シルバー | TIMEXオンラインストア (timexwatch.jp)

 

 デジタル表示がくっきりとしていて読みやすそう。何より薄くて軽そうだし、あまり身体に干渉しない感じがいい。

 

 TIMEX以外だと、安いスマートウォッチが欲しい。サウナに持って行って壊れてしまってもノーダメージぐらい安いものが欲しい。現状だとシャオミ(中国製)のものが第一候補。

 

サウナーウォッチとしてのMi Band5を語る【サウナ用腕時計】|セージヤマモト|note

 

 もし買えば、サウナ室の温度や、サウナ後の睡眠の質などもレポートできることになる。サウナレビューのブログの記事の質が上がりそうなので、購入する場合は機能を慎重に吟味してから購入していきたい。

 

③部屋の模様替え用の家具を買う 予算50000円

 

 昨日のブログで書いた部屋の模様替え用の家具を買いたい。特にベット周りにお金をかけたいと思っている。寝ながらパソコンをいじれる空間を作成したい。何だかんだ家でダラダラYOUTUBEを見ている時間も体力回復するので、これに集中できる時間を確保できる空間を作成したい。具体的にはこの寝ながらパソコンがいじれる様になるゴロ寝デスクというものを購入する所存。

 

寝ながらパソコン操作ができる!『仰向けゴロ寝デスク2』のレビュー【頭痛持ちの救世主】 | フロムイレブン (learn-from11.com)

 

 それか、専用のモニタを設置して廃人環境を構築するのもあり。これなら寝ながらブログを書いたり、作業をするということも不可能ではないかもしれない。

 

PCヘビーユーザーが楽になる「寝ながらパソコン」~12万円で実現できる最強のPC環境|藤田肇(Hajime Fujita)|note

 

 あとは、デスク用にモニタとキーボードを買いたい。でも多分仕事を辞めたらこれらは使用する機会は減るかもしれない。しばらくは今使用しているこのノートPC1台で過ごしてみて、支障が出ない限りは購入を控えようと思う。 

 

④旅行に行く 予算50000円

 

 既に過去退職している元同期と退職の7月頭に記念旅行に行く予定。場所は長野の予定。長野・富山・岐阜エリアのサウナを一気に開拓する予定。詳細に関しては今後ブログに日記で残そうと思っている。

 

⑤新しいペットを買う 予算50000円

 

 フトアゴヒゲトカゲを買いたい。理由は爬虫類をひさしぶりに飼いたいと思ったから。

 

フトアゴヒゲトカゲとは 爬虫類 両生類 飼育用品 エキゾテラ ジェックス株式会社 (gex-fp.co.jp)

 

 しかし、このフトアゴヒゲトカゲ、飼育設備に相当気を配らなければならない。爬虫類は変温動物のため、基本的には人間のほうで体温をコントロールしてあげないとならない。なので、必然的にヒーターやらクーラーやらにお金がかかってしまう。加えて、このフトアゴヒゲトカゲは雑食性なのでうんちが臭いらしい。爬虫類のうんちは臭い。過去水カメを飼育していたが、常軌を逸するレベルでうんちが臭ったのを思い出す。結局臭すぎて飼育放棄気味になってしまっていたと反省している。結果皮膚病になって死んでしまった。

 爬虫類は私に飼われないほうが幸せかもしれない。今は家に鳥(オカメインコ)がいるが、鳥はいい。草食性なのでうんちは全く臭わないし、身体から甘い匂いがして不潔感が全くない。そして爬虫類と違って感情があってかわいい。爬虫類と違って鳥の方から寄ってきたり、甘えてきたり、コミュニケーションをしていきたりという場面がよくある。

 なのでやっぱフトアゴヒゲトカゲは飼わなくていいや。すみません、飼いたいなんて嘘つきました。鳥がいれば十分です。大変失礼いたしました。

 

■予算の合計

 175000円

 

 結局ペットは買わないことにしたので、上記から-50000円をして125000円。適所適所で節約して、実績100000円未満目標でここから削っていきたい所存。

 

以上、欲しいものをダラダラと書いた記事でした。無職になるからもっと生活の質下げないとなあ、、(笑)

やりたいことリスト(2021年6月度)

 

 会社の最終出社日(6月末)まであと1か月を切った。会社に退職の意思を伝えたのが4月の末だったので、それから最終出社日まで半分の時間が経過したことになる。5月は主に大学院入試の科目の一つである英語の勉強に時間を割いた。5月末に受験した英検準一級はおそらく落ちてしまったが、大学受験以来、英語の勉強を真剣にやるいいきっかけになった。今回は6月をどのように過ごすのかを書いていきたいと思う。

 

■6月やりたいこと

 

①大学院関係の書籍5冊以上読む

 

 心理、あるいは教育系の大学院に進みたいが、正直まだなにも準備が出来ていない。英語の試験は英検受験をきっかけに取り組み始めたところだが、専門科目(私の学部時代の専門は文学だったので、心理学教育学はなにもわからない)の準備がまったくできていなかった。なので、心理・教育系の関連書籍をとにもかくにも読むということをしたいと思う。目標は6月末までに5冊以上。

 この姿勢は会社の同期から学んだ。私が退職してしまう一貫で退職者がごろごろと出てしまったせいで、それまで別の仕事をしていた彼が私の課に異動になってしまった。普段から読書習慣のある彼がまず最初にしたことは、とにかく雑誌や書籍などで新しい仕事の内容を勉強し、わからないキーワードをひたすらネットで調べるというもの。確かに、大人になったらある程度の論理的な思考能力は身についているだろうし、わからない言葉の意味さえ理解できれば触れたことのない領域の文章も読み進められるだろう。このやり方に倣うことにした。会社を辞めてしまうとこういったことを共有してくれるつながりが無くなってしまう可能性が高いので、すこし惜しい気持ちになった。

 

②英検の勉強を継続する

 

 英検の勉強は継続していこうと思う。大学院の試験の準備のためという部分はあるが、正直英文学科の学部卒なのに、英語が話せない・聞けないというのはヤバい。もし自分に子どもが出来たとして、「お父さんは英文学科卒なんだ。英語できないけどね」と言ったら100舐められるだろうし、子どもも「あ、人生ってこんな首尾一貫性の無い生き方でもいいんだ」と思ってしまいかねない。いまでも周囲の社会人にこのことを話すと呆れられる。なので、引き続きまずは目先10月の英検準一級の試験を目標に勉強を継続したいと思う。余力があったら、一級の勉強にも手を出していきたい。とりあえず単語帳の音声を毎日聴くという活動は折角習慣化に成功したので、継続していきたい。

 

③部屋の模様替えをする

 

 部屋の模様替えをしたい。設計図は書いた。あとは行動だけ。ボーナスが入ったら欲しいもののリストアップ、いらないものの分別を開始したいと思う。ちなみに、適当にお絵かきした設計図は下記の通り。

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作業・学習と娯楽が分離できる空間にしたい。

 

④数学の勉強をする

 

 恥ずかしながら、数学が全く分からない。私文なので因数分解とか二次関数で理解が終了している。(因数分解と二次関数も社会人3年目にくもんの中学生用のドリルをやって学びなおして改めて理解した笑) 

 このまま数学を知らない人として生きていくのは嫌だし、数学が出来ないと自分に子どもが出来たときに教えることが出来ないし、仮に再就職などをすることになった際のSPI試験などの準備にもなるし、やっていきたいと思う。中学3年生までの範囲は既に学習済なので、これからは高校生の範囲をやっていきたいと思う。

※実はテキストは既に購入していて、何も手を付けられていない

 

⑤ブログの更新頻度を上げる

 

 このブログの更新頻度を上げていきたい。やはり文章を書くことはいまも、とりわけ仕事を辞めた後は、考えを整理したり、方針を考えたりする際の助けになる貴重なアウトプットの機会だと思う。週に2~3回ぐらい、その日に思ったことを書いていきたい。

 

⑥筋トレをする

 

 夏に海に行きたいのと、派手な色のポロシャツをビシッと着たいので筋トレをしたいと思う。

 

⑦歯医者に行く

 

 なかなか時間が作れなかったので行きたい。このまま勤務を継続していたら会社に歯を失くされるところだった。

 

 

 

以上、ただ書いて気持ちよくなっただけだが6月のやりたいことリストでした。何個ぐらい出来るかな? 自分のことなのでおそらく出来ても2~3個が限度だと思う(笑)

 

シンプルに英検準1級に落ちた

 

 表題の通り、シンプルに英検準1級に落ちてしまった。今日が試験日だった。大学院入試で英語があるので、大学院受験勉強のきっかけになればと思って1か月前締め切りギリギリに申し込んだ。受験したのは桜美林大学の町田キャンパス。また微妙な場所だなあ、、と斜に構えて試験会場に向かった。落ちてはならないという使命感があった。なぜなら自分が私学では有数の英語系学部卒だからだ。大学在学時には周りに英語がペラペラ話せる同級生がザラにいた。学部の後輩は在学中に英検1級を取った。こんなに恵まれた環境にいたのに、なぜ自分は社会人になってでも準1級にすら受かることが出来なかったのか。今日はその反省と、次回(10月試験)への戦略を考えたい。

 

 参考までに今回の英検準1級のスコア(非公式の回答速報で採点)は下記だ。

  リーディング 27/41 (66%)

  リスニング  18/29 (62%)

  ライティング 自己採点不可だが70~80は取れてる自信有

凡そ選択肢の絶対数ベースで7割取れていないと合格できないといわれているなかで、非常に厳しい結果になった。というか惜しい、あとほんの数問があっていれば安心できるレベルに持って行けたのに、、後悔が募る。ただしかし悔やんでも終わってしまったものは仕方が無いので、以下に各項目ごとに失敗した点と対策を記して戒めにしたいと思う。

 

■全体

 

 ◆仕事のせいで、勉強時間が確保できなかった 

  これは仕方が無いことだ。資格取得を目指す全ての社会人に当てはまるジレンマだと思う。資格に合格したい、仕事で評価されるために、結果を出すためには相当の時間を充てる必要がある、しかしその分勉強の時間がむしばまれる、、、 思うに、仕事と資格試験を両立出来る人は、仕事の方であまり期待されていない人が多いのではないだろうか? 冷静に考えて、仕事にフルコミットしていれば資格に時間を割こうという考えは浮かばず、仕事を頑張った分のご褒美にプライベートのリソースを割くだろうし、そもそも仕事で評価されていたら資格を取って箔を付けようという発想にはならないと思う。一生懸命仕事をしていたら、勤務時間外は勉強なんかしないで休みたいと思うのは当然!!! 自分がマルチタスクが出来ないダメ社会人ということを棚に上げさせていただく前提だが、やはり仕事をしながら難易度の高い資格を取るのは無理!!

 

 ◆試験時間中に、ド派手なウンコをしてしまった

 資格試験の受験の最中、集中力がキープできることは大前提。とりわけ試験中に席を外すということは言語道断と言っていいと思う。しかし、今日は事件が起きてしまった。試験時間中に、強烈な便意に襲われてしまったのだ。便座に座ると、30㎝ほどの健全すぎるウンコが出た。尿意ならありがちだ、しかし、あろうことか便意が押し寄せてきた。いや、便意て。私生活でもなかなか無いことだ。通常、便意は便座にsit downしてからemergentlyにariseしてくるもの。しかし今回は違った。シンプルに問題を解いていたらウンコしたくなってしまった。考えられる原因は、前日の夕飯と当日の朝ごはんをもりもり食べたこと。健康的な食生活をしていたら、そりゃそうなる。今後は対策として、資格検定試験の前日は健康診断前日ばりの食事制限をしようとおもう。当然当日の朝も食べ過ぎない、飲みすぎない。

 

■リーディング

 

 ◆知識系問題で大量に失点した

 リーディング問題41の選択肢のうち、25問は単語・熟語の知識を問う問題。知っていれば、考察無しで正解可能。そこで、大量失点した。単語帳を暗記していれば確実に得点できる問題ばかり。そこで失点をする。これは準備不足としか言えない事態だ。対策としては、昭和の根性論で単語帳を暗記するしかない。今回は暗記の方法として、ドライブ中や出勤中の車のなかで単語帳の音声を流すということをしていた。しかし、ふたをあけると十分に暗記出来ていなかった。やはり何かの片手間に暗記しようとするのはだめ。初回ぐらいは、しっかりと単語帳の例文や単語の発音などにも気を配り、キチンと机に向かって暗記する必要があると感じた。

 

■リスニング

 

 ◆シンプルに聴こえなかった

 もうこれは仕方ない。日本人なので英語が聴こえなかった。特に口語的なスラングや言い回し、話の組み立てかたがチンプンカンプンだった。対策としては、とにかく問題をこなしてシャドーイングやディクテーションをしていくしかないと思う。この作業が本当に体力気力を消耗する。仕事がある平日の朝夜にはまず不可能。休日の午前中ぐらいしかやる余裕があるタイミングは無いだろう。厳しいが、量をこなしていくしかない。

 

■ライティング

 

 ◆特に課題無しだがかっこいい文章が書けなかった

 筋道立てて書けた自信はあるが、中学生レベルの文章になってしまったと反省している。これはリーディングでの長文問題の音読などを通して論文チックな表現を自分のものにすることで改善が出来ると思う。8割ぐらい点数くれるといいなあ、、

 

 今回、落ちてしまったことは本当に残念だ。受験料は10000円。安くはない。主にお金と時間が無駄になってしまったのが悲しい。この悔しさをばねに、次回は準1級と1級のダブル受験を試みたい。仕事辞めたら、余裕出来ると思うし、、(笑)

 

自宅で行う、ととのうプチ交代浴の話

 

 仕事のある平日に健康ランド日帰り温泉に行くことは可能だろうか。物理的には可能かもしれない。しかし、現実的には難かしい場面が多いと思う。お風呂に行くために定時までに急いで仕事を終わらせて、夕飯をかきこみ、入浴施設へ向かうという一連の流れは非常に慌ただしいし、それで一時的に身体の疲れが取れても精神的には逆に疲弊してしまうかもしれない。平日の夜の時間は有限である。そこで本日は時間が無い平日に家で出来るプチととのい体験のやり方を紹介して行こうと思う。

 

 ととのうためには、ある程度の寒暖差が必要だ。熱々になった身体を急激に冷やすことで快感が生まれる。自宅の浴室で「今すぐにでも水を浴びたい」と思えるぐらい身体を温める方法を皆さんはご存じだろうか。私は知っている。それは「救養薬」という入浴剤を使うことだ。

 

救養薬

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レトロなパッケージに釣られて購入してみたのがきっかけ

入浴剤「救養草」をお取り扱いしています! | 湯乃泉東名厚木健康センター (yunoizumi.com)

 

 この「救養薬」、正体は何かというと、湯乃泉(ゆのいずみ)グループと呼ばれる、東名厚木健康センター・草加健康センターで購入することが出来るオリジナルの入浴剤だ。これらの施設には薬湯(やくとう)という漢方のお風呂があり、それが自宅用の入浴剤になったものが「救養薬」である。最低2包入り300円で購入できる。ティーパックのような形状をしていて、使い方はお湯に入れて数分待ってもみだすというもの。

 

 詳細の成分は省略するが、生姜や唐辛子系のエキスが入浴剤のなかに入っていて、浸かるだけで地肌が熱くなり一気に発汗が促される。推奨されている入り方は、40℃のお湯に1包を入れてもみだし、5分浸かってから湯舟から出て数分休憩するのを1セットとみなし、これを2~3セット繰り返すというものだ。このやり方でも十分気持ちいい。しかし、ととのいを求めるならばここに少し工夫を加えることが必要だ。個人的に、「救養薬」を使って自宅でととのうために編み出した方法は以下の通りだ。

 

【自宅でととのう方法】

①湯舟を42℃設定で溜める

②「救養薬」を1包入れる

③揉みだす

④5分間入浴する

⑤15℃の冷水シャワーを浴びる

⑥5分休憩する

 

※④~⑥を1セットとし、これを2~3セット繰り返す

 

 この方法により、自宅では従来は不可能なレベルにまで身体をあつあつに温めることが出来、その後冷水シャワーを浴びることで、自宅にいるとは思えない究極の整い体験を味わうことが出来る。何より魅力的なのはその手軽さとコストの安さ。「救養薬」1包:150円と、それを揉む多少の労力だけで準備を完了させることが出来る。これなら平日忙しい1日を送った後でも、余裕を持って楽しむことが出来るだろう。

 

 ちなみに我が家では毎回「救養薬」の20包入り3000円を買い置きして、いつでも整える環境を構築している。ドケチ臭い話だが、1回使えば翌日もお湯を変えなくても効果が持続した状態で入浴できる。(当然だが臭いは若干臭くなる) 1包だけでは、湯乃泉グループの本家の薬湯の濃さには敵わないため、次回自宅で入る機会に一回に2包入れるのを試す所存。その結果は、また当ブログでご報告したいと思う。

 

※湯乃泉グループの回し者ではございません。

単発サウナレビュー ホテルマウント富士 ~冥界に近付いた瞬間~

 

 5月中旬となり、外気浴シーズン真っただ中の昨今。この機会を逃すまいと、本日は外気浴に定評がある某山梨県内のサウナを訪ねることにした。サウナの名前は「ホテルマウント富士 山梨・山中湖の宿泊ならホテルマウント富士【公式サイト】 (mtfuji-hotel.com)」だ。サウナイキタイで山梨県内のランキング1位のため、マジョリティに属することに抵抗のある根暗な私は敢えて行くことを避けていたが、今回外気浴にかける熱い想いで訪問を決意。

 

 12:30にサウナ友達と駅で合流、車で出発。昼食は山梨のほうとうの名店・小作で食べる予定だったが、急激な空腹のアクシデントが有り、駅近のラーメン屋に直行。頂いたのはチャーシュー麺(1000円)。チャーシューの端っこの醤油タレの味が濃い部分までが入っていて美味しい。ラーメンを食べているとき、調味料そのままの味をたまに感じると何故だか幸せな気分になる。

 

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昼食に食べたチャーシュー麺。昔ながらのベーシックな醤油味が優しく口内を支配してくれる。こういう澄んだスープの様なマインドで生きていきたい。

 昼食後、改めて高速に入り出発。この日の中央道はだいぶ空いていて、まるで車の試験場を走っているような感覚。よく考えれば緊急事態宣言中なので、本来あるべき姿である。一応社会人の一員として誠に申し訳なく思う。車を1時間少し走らせると山梨県に到着。山中湖付近は標高が高く、木々や植物の種類も平地とは違うものが目立つ。景色の移り変わりに非日常感がくすぐられる。山中湖に突き当たり左折するとほどなくして「ホテルマウント富士」の看板あり。看板には”TOKYU”の文字。東急グループの守備範囲の広さに脱帽しつつ、急斜面を車で登り、山中湖が下に見える様な高さになったところで到着。聞けば「ホテルマウント富士」の標高は1100mだそう。確かに言われてみれば耳がキンキンする様な気がする。

 

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あいにくの霧で山中湖はハッキリと見えなかった、、

 ホテル自体はかなりしっかりとしているもの。歴史と伝統を感じる作りだが、中身の装飾は綺麗にしてある印象。山梨の旅館といえば、石和温泉のバブル時代から時間が止まったかのような内装のホテルが思い浮かぶが、ここは内装もきちんと現代風にアップデートされている印象で非常に好感が持てる。機会があれば泊まってみたいレベル。(宿泊料、かなり高いみたいだけど、、)

 

 フロントでボーイの方に入浴料2200円を支払い浴場へ向かう。浴場は2階の展望露天風呂(風呂(温泉)のみ、サウナなし)と、地下1階の大浴場(風呂(温泉)あり、サウナあり)の2種類がある。展望露天風呂は、入浴時間がPM4時までとのことで、急いで向かう。

 

 展望風呂のロッカーは和だんすを模したようなもので、持ち物をしまうのが何かうれしくなって気分が上がる。浴場にはいるとオーシャンビュー、、ではなく、山中湖ビューが視界いっぱいに広がる。(今日は霧のためほとんど何も見えなかったが) 天気の良い日は非常に壮観な景色を拝むことが出来るだろう。浴場入り口を開けるといきなり露天風呂になっていて、シャワースペースも屋外にある。露天風呂に浸かり、地下1階のサウナに備え身体を温めながら「晴れていたら伊藤のDHC赤沢温泉伊豆高原のスパリゾート | 伊豆高原 赤沢温泉郷【公式】 (izuakazawa.jp) レベルの景色かもしれない」という会話をした。

 

 身体が温まったので、地下1階のサウナへ向かう。更衣室入り口前の廊下にはサウナイキタイのポスターと、「ホテルマウント富士」オリジナルのサウナハットのビラが貼ってあり気分が上がった。サウナハットは富士急とのコラボのものがある様だ。サウナもとらえ方によってはアトラクション的な要素もあるので、納得する部分がある一方で、東急と富士急行の関係性が気になった。(お客さんがバッティングしないから円満な関係なのかな?) 浴室の前にサウナマットの山が置かれていて、ここから1つピックアップしサウナ室の中で使う仕様とのこと。

 

 たぎる気持ちを抑え、急いで服を脱ぎ浴場内へ。非常にシンプルな設計で、メインの暖かいお風呂が1つ、水風呂が天然水かけ流しの水風呂とバイブラの水風呂の計2つ、ロウリュサウナ1つ、ミストサウナ1つ、露天風呂1つの構成。水風呂に手をつっこみ水質の確認を行う、、当然わからない。だが、確かに感じる澄み切った感覚。これには期待をしてもしきれない。足早にシャワーを済ませ、いざロウリュサウナのなかへ。

 

 ロウリュサウナ室の構成はストーン式のストーブが1つ、段はMAX2段で、キャパは15名程度。温度計は約90℃を指している。今日はお客さんの数が少なく、スムーズに座りたい位置(サウナストーブの真横 一番熱い場所)を確保することが出来た。サウナ室にはテレビが無く、照明も暗めのため、しっかり集中して身体を温めることが出来た。また、木材の良い香りが充満していて非常に心地が良い。優等生系のサウナの様で、安心して目を閉じようとしたとき、事件が起きた。

 

 ジョバババババ!という音。ストーブがライトで照らされると、凄まじい量の水滴がサウナストーンの上のノズルから垂らされた。これがこのサウナのオートロウリュなのだ。そのあまりの勢いの良さに思わず爆笑してしまった。そのほかの要素がお上品なものばかりなだけに、水の勢いの豪快さがシュールに際立つ。量が多いだけに、発せられる蒸気もオートロウリュとは思えない量のもの。すっかり熱々に蒸され、水風呂へと向かう。

 

 水風呂は前述したように2種類あり、個人的には天然水水風呂がお気に入りだった。この水風呂、なんと飲むことが出来る。富士山の付近はあの有名な「しきじ サウナしきじ (saunashikiji.jp)」にはじまり、飲める水風呂を備えた施設が多い。これはいちいち水を飲むために脱衣所へ行かなくていいので本当に助かる。個人的には頭に水をかけた際に口も周りについた水を舐めるのが好きだが、せっかくなのでがぶがぶと頂く。味がわかるほど敏感ではないが、硬度が高いのだろうか? 身体を疲らせると水が身体にまとわりつく感覚に陥る。富士の天然水というワードのパワーは凄まじく、長時間浸かっていると心が清められた様な気がした。

 

 いざ売りの外気浴へ。露天風呂への扉を開けると、異次元の空間が広がっていた。底が水色の石造りの湯舟の周囲には、綺麗に手入れされた植え込み。背後には山々が連なり、日の光が差すと露天風呂に反射してキラキラと輝く。耳をすませばウグイスの鳴き声。あまりにも自然と調和した美しい空間に「ああ、人間は死ぬときにこういう景色をみるんだな、、」という思いが浮かんだ。景色をものに喩えるとすれば、冥界という言葉がふさわしい。この世の煩悩から解き放たれて、極楽浄土に行くときにはこんな景色が見えるるのだろう、、

 

 外気欲スペースには目転び用のベッドが2つ、ととのい椅子が5つほどありキャパは十分。外気欲と同時に森林欲も楽しむことが出来る申し分の無い空間。流石は甲斐の国山梨県ランキング1位の実力に恐れ入った。

 

 外気浴を済ませると、ミストサウナの中へ。このミストサウナにも富士の天然水が使用されている。体感温度は40℃ぐらいで、長時間居ても疲れない設定だった。セットの間にこのミストサウナを挟むと入浴にバリエーションが出そうだと思ったので、次回はもっと活用したいと思う。浴室を出ると更衣室にあるマッサージ機(無料)へ直行。しっかりもみほぐされ、完全にスイッチが切れたとことろで帰路についた。

 

 「ホテルマウント富士」は外気浴で自然と調和することが出来る数少ないサウナだ。標高が高いことから、夏に行っても外気欲を楽しむことが出来そう。刺激感は無い。自然に温まり、自然に冷却される。そして、自然と調和することで絶頂を迎える。ただし冥界に誘われないように要注意。

 

■評価

サウナ室     ★★★★☆ 90℃

水風呂      ★★★★☆ 16℃ 天然水

暖かい風呂    ★★★☆☆ 40~42℃ 温泉

ととのい場所   ★★★★★ 7席 森林浴可

ホスピタリティ  ★★★★☆ マッサージ機無料

 

 

個人的サウナランキング(首都圏)ベスト5 第1弾

 

 サウナに出会ってから、人生が間違いなく好転した。ストレスのはけ口はお酒からサウナになった。また、俗に言う「ととのい」によって自律神経が安定し、躁鬱状態に陥ることはほぼ無くなった。仕事の疲れや、将来に対する不安も、「熱い」「冷たい」「気持ちいい」という感覚が全て忘れさせてくれた。もっと早く知っていれば、今頃はより豊かな生活を歩めていたかもしれないと思うと、後悔してもしきれないほどだ。

 

 コロナウイルスの蔓延が始まってから、何故だかサウナにはまった。今思い返せば娯楽が限られていたのが関連していたと思う。昨年の5月にはまって以来なので、何だかんだサウナー(こう呼ばれるのは何か抵抗があるが、、笑)になってから1年ほど経過した。丁度いい節目なので、ここら辺で個人的おすすめサウナを紹介していこうと思う。とりあえず、首都圏(東京、神奈川、埼玉)に絞り5位から順に書いていきたいと思う。

 

※長くなるので、第1弾の今回は5位と4位を書こうと思います。

 

【第5位】 

サウナセンター (鶯谷)

【公式】サウナセンター(カプセルホテル)|東京都・鶯谷・入谷 (sauna-center.jp)

 

■評価

サウナ室     ★★★★☆ 90~100℃

水風呂      ★★★★☆ 13~15℃

暖かい風呂    ★★★☆☆ 40~42℃ 真水

ととのい場所   ★★☆☆☆ 5席

ホスピタリティ  ★★★★☆

 

■コメント

 ディープな街、鶯谷にある男性専用サウナ。鶯谷駅を出て、そういう系のホテル街を横目に道なりに進むと到着する。ただしこのホテル街も繁華街にあるギラギラした感じではなく、何かくたびれた感じがして、見ていて肩の力が抜ける感じのたたずまいだ。

 施設自体は6階建てで、浴場は最上階にあり下の階はカプセルホテルになっている。ホテルにも宿泊したことがあるが、よさげな寝具を使用していて良く疲れが取れる。夜はととのってからすぐ寝られて、朝もサウナで目を覚ますという贅沢な楽しみができるのがホテル付きサウナのいいところ。宿泊料金も入浴料と合わせて3000円程度(当時割引あり)と非常にリーズナブルな設定になっている。

 浴場は白を基調とした非常に清潔感があふれる見栄え。内風呂のみ。特に水風呂の底麺が光を反射すると若干虹色に輝く丸く白いタイルで埋め尽くされてて美しい。また、サウナ室入り口横に使い放題のアミニティ(歯ブラシ、垢すりタオル、麦茶・冷水・氷・塩)がありこれが大変ありがたい。個人的には麦茶に塩を入れて飲むことにはまっている。※嘘

 サウナ室はクラシカルなストーン式のもの。温度計は入り口のものとストーン近くのもの計2つ。ストーン近くのものは常に90℃以上を指している。オートロウリュ式ではないためか湿度はデフォルトでは低く、石が熱せられたかのようなカラッとした香りがして心地が良い。

 最大の特徴は、過激すぎるロウリュだ。土日には15時頃から1時間ごとに開催される大判振る舞い。ただしその威力は凄まじい。アロマの香りはヒノキ、レモングラス、ミントなど日によりバラバラ。しかし匂いなど関係がない。灼熱の彼方に誘われ、蒸気を嗅覚で感じる余裕はもはや無くなる。特に、最上段で浴びるロウリュはまさに光線で焼かれているかのような異常な熱さだ。顔面にタオルを巻いて受けなければならない。焼かれてしまう。ゴジラに焼かれたモスラの様な気持ちに毎回させられる。(おそらく毎回軽く火傷している笑)

 アウフグースにも手抜きが無い。まっすぐな眼差しをした漢が、確実に強い熱波を送ってくる。正直やめて欲しい。熱すぎる。焼かれる。しかし、この熱い視線を向けられると、腰を上げることは出来ない。誠意には誠意。最後まで熱波を浴びる義務が我々にはある。終了する頃には、拍手をする余裕が無いぐらい焼き尽くされる。

 水風呂にダイブすると、生(せい)を実感する。真っ白な天井にゆらゆらと映る水面(みなも)の模様を見て、我々は母なる海から生まれてきたということを悟る。そう、光線に焼かれても生きていたのだから。命の尊さを学習できる機会は鶯谷にある。

 欠点は整い椅子の数が少ないこと。凡そ5人分しか無いので、混雑時は風呂のヘリに座ることを強いられる。このサウナは『サ道』という漫画で紹介されているほど有名な様で、特に金曜日の夕方から夜にかけての時間は込み合う。ただし、宿泊していれば夜の遅い時間に少人数でゆっくりと楽しむことが出来る印象。ちなみに、運良く手すりがついた椅子に座ることが出来れば、宇宙を見ることが出来る。これは厳しい人間社会の椅子取りゲームに勝利した人間だけが味わうことが出来る特権なのだ。

 

【第4位】

おふろの国 (横浜市)

ファンタジーサウナ&スパ おふろの国 (ofuronokuni.co.jp)

 

サウナ室     ★★★★☆ 80~100℃

水風呂      ★★★★☆ 15~16℃

暖かい風呂    ★★★★☆ 38~44℃ 真水

ととのい場所   ★★★☆☆ 10席以上

ホスピタリティ  ★★★★★

 

 ■コメント

 神奈川県横浜市鶴見区にあるスーパー銭湯的な施設。男女兼用。鶴見区はスパ系施設の激戦区で、おふろの国以外にもラクスパ、ユーランドといった人気施設がひしめく大激戦区になっている。全ての施設がそれぞれ差別化を図り、ユニークな特徴を持っているのが鶴見区の施設の良いところだ。お風呂の国もその例外ではなくクセがかなり強い。

 施設は3階建て。ただし、1~2階は駐車場になっていて、実質稼働しているのは3階のみ。入店すると、クセの強すぎるオリジナルグッズが販売されている売り場が広がっている。「熱波道」「水風呂」「サウナ」と書かれたTシャツや短パンを見ていると、ああ、今日はサウナに思い切り入りに来たのか、、ということを視覚的に今一度認識することが出来る。このオリジナルグッズは、この施設に在籍されている熱波師の方々が発案で考案されたものらしく、ユーモアあふれるサービス精神をひしひしと感じる。

 浴場は歴史を感じさせるもの。この施設の正式名称は「ファンタジーサウナ&スパ おふろの国」だが、年期の入った浴場からはファンタジーよりはレガシーを感じる。シャワー数十分。湯舟の種類もスーパー銭湯としては申し分が無いぐらい確保されていて、しっかり露天風呂もある。風呂の温度の種類も豊富で、ベーシックな40℃前後のメイン浴槽から、42~4℃の熱風呂、38℃前後のぬる風呂がある。熱風呂と水風呂を行き来する交代浴をサウナのセットの間に挟むと、一回の入浴に奥行きが出るのでお勧め。

 水風呂はキャパが非常に大きく、MAXで10人ほど入ることが出来る。温度も15℃程度とやや低めの設定。水深が70cmほど?と深いため、全身を万遍無く冷やすことが出来る。また、僅かに水流が発生していて、これが良い感じに火照った身体の熱の衣をはがしてくれる。総じて懐の深いお父さん系の水風呂と思う。

 サウナ室は2つ。ドライで高温(90℃以上)のものと、多湿のもの(80℃前後)がある。ヒーターは電熱線系のもの。キャパはそれぞれのサウナ室でまあまあ大きく、各20名以上は入ることが出来る印象。サウナ室自体は特に際立った特徴が無い、優等生タイプのサウナ(普通であることが愛おしくなる系のサウナ)だと言える。しかし、これがロウリュで一変する。

 ドライ高温の方のサウナで、決まったスケジュールでロウリュが開催される。ロウリュのスケジュールはおふろの国のHPで確認できる。土日は15時から1時間おきに開催されている。ロウリュは在籍されている豊富な熱波師の方々により開催されている。「熱波師検定」なる民間資格をこの施設で取得することが出来、これにより熱波師を量産している模様。特に重鎮の熱波師の方がいて、この人のロウリュが面白い。プロレスラーのようないでたちで、ロウリュの前に長々とした口上が必ず行われる。口上の途中で、熱さに耐えきれなくなったお客さんが逃げ出すかの様にサウナ室から去る。すると、熱波師の合図で我々は「紳士の背中に拍手」をする。

 口上の途中で、「本日の合言葉」が発表される。その内容は売店で売っている商品や、食堂のメニューであることがほとんどだ。いくら宣伝されても買わない。そんなことより早くロウリュを開始してほしい。しかしこの焦らしにより、風呂上りの購買意欲が掻き立てられてしまう。直近では、オールフリーとグリーンダカラにはまるきっかけになった。(サントリー製品で固められているのも熱波師による誘導)

 漸くロウリュ開始かと思われると、「熱波の呪文」の合唱が始まる。呪文を初対面のいい大人20名で一斉に唱える。異様な気まずさと一体感がサウナ室を支配する。ロウリュはサウナ室備え付けのヒーターが電気式のもののため、熱波師が持ってくる「モバイルロウリュ装置」を用いて行われる。これは寸動のなかにサウナストーンを入れたのもを、バーナーで熱した装置で、ロウリュはこの装置に一気にバケツ一杯のアロマ水をぶちまけるという豪快なやり方で実施される。熱さは比較的控えめだが、長い口上を聴いた後の身体には非常に効くものがある。

 アウフグースもいくつかのパターンがあり、非常にユニークなものが多い。個人的に好きなのは「108熱波」という人間の煩悩の数の熱波を高速で送るものだ。もはや最後の方は何回あおいだか数えられていない。受けていて気持ちいいと同時に楽しいと感じるアウフグースは唯一無二だ。豊富な設備以外にも「熱波師」という人的財産が多数いらっしゃるため、なかなか飽きが来ない施設なので是非訪れていただきたい。

 

 

 

以上、ランキング5位と4位でした。

以降も上位ランクの施設をちょこちょこ紹介していこうと思いますので、気が向いたら見ていただけますと幸いです。

(まあサウナイキタイ見れば大体のこと書いてあるんですけどね!!笑)

 

 

 

 

退職が連鎖してしまった話と、その理由の考察

 

 退職の意思を会社へ示してから2週間。ちょっとした事件があった。懇意にしていた先輩、そして同期の計2名が連鎖的に退職することになったのだ。

 

 先輩はずっとやりたかったが手を付けられなかった会計士の資格取得、同期は別の成長環境が期待できそうな大手企業へ転職し、並行して税理士資格の取得を目指すという。

 

 どちらにも共通しているのは、最終的には何かしらの資格を取り、手に職をつけて生きていこうという意思決定だ。加えて私も退職後は興味のあった教育系、或いは心理職系へのキャリアチェンジを行いため、関連資格を取ことが出来る大学院へ進学したい考えだ。

 

 なぜ、私を含む若手達は折角必死に就職した大手企業を退職し、手に職系の仕事に行こうとするのか。理由は大きく分けて3つある。

 

1つ目は新卒入社時の自己分析の甘さによるミスマッチ

2つ目は会社の内部状況・将来性に対する危機感

3つ目は若い時間の有限性の認識 だ。

 

それぞれ以降で細かく言及したいと思う。

 

 まず1つ目の新卒入社時のミスマッチについてだ。私は新卒入社をするとき、嫌でも周囲の目が気になった。新卒の就職活動において社会経験の無い学生が意識できる点は知名度、福利厚生、平均年収、、、などのいかにも定性的な価値観ばかりだ。最近は、ここに環境意識(SDGs)などの観点もプラスされているのだろうか?(笑)

  名前の響きがいかにカッコイイ企業に就職できるかということが新卒の就職活動における勝ち負けの指標となる。その結果、運が良い人は会社に満足して長く働くことになるし、不運な人は入社前とのギャップに嘆き続け、周囲のうまくいっている同期と自分を比較し、ドツボにはまっていくことになる。

  また、大学生にいきなり「自己分析をして適社を探しなさい」などと言っても不可能だ。大抵の学生は社会活動との関係が限りなく薄い部活動やサークル、バイトでの実績を志望理由に結び付けることになる。そして自己分析の方法も、友人や親に良い点、悪い点を言ってもらうという極めてアマチュアなやり方で実践されてしまうことが多い。

 このようなやり方では正確な自己分析はできないし、そもそも自分がどんな仕事に向いているかは社会に出て嫌な思いもしながら本気で働いてみて、初めて分かるものだと思う。

  定性的な価値観と曖昧な自己分析で決定されてしまう新卒入社は非常にギャンブル性が高いもので、一部の人にミスマッチが起きることは当然だと言える。

 

 次に、2つ目の会社の内部事情や将来性についての価値観に

ついてだ。これは当然のことだが、その会社が本当に職場環境が良いのか、本当に将来性があるのか、ということは入社してみないと分からない。これは各社個々の話になりがちなので私の実体験ベースで考えてみようと思う。

 まず職場環境について。これは本当に私に合わなかった。以前に以下の記事に書いた通り、私の会社の旧態依然ぶりというか堅さは異常なものがあった。とりわけ私の所属部署(生産系)は特に重苦しい雰囲気が漂っていた。

 

indianspice.hatenablog.com

 

 私の生産系の部署(購買)では、「営業の要望通りに生産出荷が達成出来て当然。

どんなに材料市況のバランスが崩れようが、営業の要望は絶対。」という価値観が常に付きまとっていた。

  このような状況では失敗など許されない。チャレンジには毎回心臓がバクバクするようなプレッシャーが付きまとった。それは決して良い緊張感では無かった。

  上司は先が見えた年配社員には期待せず、若手にばかり挑戦を促した。毎日定時で帰宅している他部門の同期がいる一方で、叱咤され22~23時過ぎまで残業する生活には流石に嫌気がさした。

 また、自分を犠牲にして働いても会社の将来性には期待できなかった。詳しくは上記の過去の記事に書いたが、そもそもの体制が過去に固執していたので、新規事業が生まれる機運は無かった。

  ただし、既存事業のなかにも「金のなる木」と俗に呼ばれる事業があり、その関連の仕事をしている社員は皆満足度が高い様だ。現にその事業を担当している若手で退職した話はあまり聞かない。なので一概に悪い会社という訳ではないということは言っておきたい。(ちなみに私は「負け犬」事業の担当だった。この事業分類については

こちらを参照してください。経営学基礎用語集PPM (rnac.ne.jp) )

  以上が会社に危機感を強く感じた理由になる。努力をしたところで報われる見込みが今後無く、浪費に終わることを4年すこしの勤務で悟り、「こんな状態で生きても幸せにはなれない」と思ってしまった。

 

 最後に3つ目の若い時間の有限性についてだ。30歳にもなっていない人間がこのトピックを語ったら一部から鼻で笑われるだろうが、私は25歳を過ぎてからこれを実感する様になった。

  前項(2つ目 会社の内部状況・将来性に対する危機感)について言及しているときにも触れたが、新規事業が起きる可能性が限りなく低い会社で、「負け犬」事業を担当するということは、極論を言うと時間を捨てることと同義である。(もちろんお金は貰えるが、、)成功体験を積むことができる機会は非常に限られる。

  1~2年忙しく働いていると、どうやら時間は光の様に過ぎていくことが分かった。長期休みと長期休みの間隔(3~4か月)が異様に短く感じる感覚に恐怖を感じ、このままやりたいことが出来ず、大した成長も出来ず老いていくのか、、と考えると逆に大きな会社に属し続けることがリスクに感じてしまった。

  結果、有限な若い時間を、やりたいこと・向いていることに費やす決断をした。会社に依存することの怖さを思い知り、手に職に結び付けたい思いで資格取得の方向で動くことにした。

 

 上記の3点が、今回の若手の退職連鎖につながる大きな理由と言える。

 この決断の結果、それぞれの人生が実りのあるものになることを切に祈りたい。数年後に何かを達成した状態で皆でまた集まって、笑顔でお酒を飲める日がくることを信じ、いまは目先のことをコツコツとこなして行きたいと思う。

 ※今度お酒を飲む際は、会社のノリは抜きで、、