サウナマシーン寺田

元サラリーマンによるサウナ絵日記

日系メーカーで評価されるためのコツ

 

 本日、退職前に最後のボーナス支給があった。退職する身だが、課で一番いいボーナスの査定を貰った。理由は「新規の仕事(新規の提案や、業務効率改善)と、ルーチンの仕事を両立出来ているのが他に居なかった」からだということ。自慢をしたいわけではないが、典型的な日系メーカー(私は購買配属だった)で評価されるためにはどの様に立ち振る舞えばいいかということを説明する相手もいなければ機会もないので、ここに書いて記録しておきたいと思う。

 

■日系メーカーで評価されるためのコツ

 ①上の方針に逆らわない

 ②やる気があるフリをする

 ③リップサービスを大げさにやる

 ④大げさな敬語を使う

 ⑤申し訳程度に業界に関心を持つ

 ⑥PCに強くなる

 

それぞれ以下に適当に詳細を書いていきたいと思う。

 

①上の方針に逆らわない

 

 年功序列の日系メーカーにおいて、上の方針に逆らうなど言語道断。どんなにやりたいことがあっても、上司の考えと異なると感覚的に分かったら口に出さない、言葉に出さない。長いものには窒息する勢いで巻かれにいくしかない。何か言ったところで、異端児扱いをされるだけである。上の方が言ったことをただただ「そうですよね~」と訊き、何でもないようなことをさも自分が考えたように意見として言う。これだけで十分すぎる。

 

②やる気があるフリをする

 

 実際に出来るとか出来ないとかは関係ない。とにかくやる気があるフリをする。困難や問題に直面したとき、「できません」というより「やります!!頑張ります!!」と無責任に言う方が好印象。やる気が全くなくても、ファイティングポーズを常に示だけで好印象になる。

 

リップサービスを大げさにやる

 

 苦手、うざいと思っている人や取引先でも、「〇〇さんのおかげで」とか「御社のおかげで」とか、とにかく靴を舐めさせてくださいぐらいの勢いでヨイショする。気持ちよくなってもらって存分に勘違いしていただく。 メーカー関連は保守的で自尊心がお高い方が多い傾向にあるので、自分がプライドを捨てて多少負けてやるだけで仕事が円滑に進むWINWINな関係を築くことが出来る。また、お酒の席は相手を特に気持ちよくするチャンスなので兎に角酒をつぐ。結局仕事が出来るとか出来ないとかではない。相手に好かれるか好かれていないかだけで仕事の質が左右される。

 

④大げさな敬語を使う

 

 メールや電話でマナーの教科書に出てくる様な大げさな敬語を使う。真面目な人間が評価される傾向にある。「わかりました」ではなく「承知しました」 「教えて下さい」ではなく「ご教授下さいますと大変助かります」 「ありがとうございます」ではなく「誠に有難うございました」 結局年次が低い時はここが大事。アホになったつもりでやるしかない。

 

⑤申し訳程度に業界に関心を持つ

 

 別に一生懸命に詳しくならなくてもいいので、知ってます感が出せるぐらいに業界のことや仕事のことに関心をもつ。一つでも上司より詳しいことが出てくるとマウントを取られることは少なくなってくる。自分の職種は購買だったので、 取引先の経営状況を査定するために簿記の資格を取ったり、取引先をある程度論理的に詰められるように購入品の製造工程や構造、市況について詳しくなる努力をした。製造工程、市況に関しては取引先のHPを見れば大体書いてある。それでもわからなかったら営業マンに訊けば喜んで教えてくれる。(訊かれる機会もほぼないだろうから嬉しいのでしょう、、)

 

⑥PCに強くなる

 

 結局ご年配の方が多いので、PCに詳しい人材が重宝されがち。VLOOKUP関数が使えるだけでスキルとみなされる嘘のようなリテラシーレベル。ブラインドタッチが出来たり、ショートカットキーが使えるなんてきたらもう神童レベル。Excelの本を1冊やったり、社外研修でPCスキル研修を受ける程度で習得出来るので、これが出来れば1年目でもベテラン社員にマウントを取ることが出来る。ただしあまり大っぴらにすると処理系の業務をおじさま方に一手に押し付けられることになるので要注意。

 

 

以上、一般的な日系メーカーで評価されるためのコツでした。評価されれば自信がつくと思うし、その自信がより大きな仕事をすることへの原動力に間違えなくなると思います。まあ俺辞めるけどwwwwwwwwwww