サウナマシーン寺田

元サラリーマンによるサウナ絵日記

単発サウナレビュー 池袋 か〇まる

 

 先日「サウナイキタイ」東京都ランキングで常時上位に入る池袋の「か〇まる」に行ってきた。今回はその評価と感想を無職なりに書いていきたいと思う。結論から言うと、設備自体は新しくて非常に清潔。しかし、そこ以外の部分、主に料金や接客・運営の方針に疑問に思う部分が多かった。

 

■評価

サウナ室     ★★★★☆ 90℃

水風呂      ★☆☆☆☆ 7℃ サンダートルネード

暖かい風呂    ★★★☆☆ 40~42℃ 炭酸泉あり

ととのい場所   ★★★★☆ 10席 以上

ホスピタリティ  ★☆☆☆☆ 店員の視線が強い

 

■コメント

 

 立地は池袋西口から徒歩5~10分ほど。立教大学方面に向かうと存在する。人通りが多く、池袋という土地柄もあってか気持ちがなんとなく落ち着かない感じ。(池袋って遊びの街って感じしません?(笑) ) 温浴施設と言いうかはエンタメ施設の様な見た目の建物が目を引く。

 

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施設画像。大通りに面している。

 建物自体が新しい様子。調べたところ、2019年 年末に開業とのことだった。内装に関しても最近の都心部のビジネスホテルにありがちなモダンな感じの内装で、力が入っている感じがした。新しくて清潔な施設には気持ちが高まる部分もあるが、正直なところ若干ガタが来ている古めかしい感じの温浴施設が個人的には落ち着くので好みだ。

 

 伺ったのは休日の昼。コロナの感染防止対策として、「おひとり様利用」なる施策を実施していた。これは、複数名での入場、および館内での会話を全面的に禁止するもの。しかし、前に入店した客は同じロゴが入ったシャツを着た明らかに部活動帰りの学生四人組。入店の際店員は見逃している様子。基準がよくわからない。

 一方で、館内での会話の禁止に関しては非常に厳しく取り締まりしている様子。実際に浴室で小声を感知しただけで「お客様、館内での会話は禁止とさせて頂いておりますので、ご理解いただけない場合は云々、、、」という接客業特有の甲高いボイスで口上を唱えるスタッフと遭遇した。これだけ厳しく見張られていると何だか人の目が気になってリラックスした気分にはなれない。ネット(SNS)の声によると、以前にコロナ対策を実施したものの、会話を自粛しない学生の集団が居たとかで最近になってより取り締まりを厳しくしたそう。はあ、、そうですか、、、、

 

 肝心のサウナと水風呂についてだが、結論から言うと余り好きになれなかった。サウナは全部で4種類あったと記憶している。下のフロアに①大き目のドライサウナ ②セルフロウリュサウナ ③蒸しサウナ(個人利用) 上のフロアに④牧サウナがあった。流石、関東最大級を謡うだけのラインナップという感じ。人気のためか、どのサウナも人の出入り、すなわち扉の開閉が非常に多く落ち着いて入ることが難かしく、また熱や蒸気が開閉の度に外に漏れる漏れる。考え方によってはこれも換気としてコロナ対策に一役買っているのだろうか。

 

 水風呂に関しては、広告でも一際目立っている、サンダートルネード水風呂が目玉。サンダートルネード水風呂とは、約7℃の水が張られ、四方から激しいジャグジー(水流)が発せられるものである。サンダートルネード水風呂以外にも3つの水風呂があるが、これらの紹介は割愛する。

 そのサンダートルネード水風呂について。これはリラクゼーションではなくアトラクションだ。サウナで10分ほどしっかり身体を温めた後でも、入浴後5秒ほどで全身が極寒に晒される。また、それ以降は四方からの激しい水流により四肢を中心に身体の熱が凄まじい勢いで剝がされていく。10秒ほど経過すると、四肢に痛みが生じ、生命の危機から浴槽から上がるというよりは、逃げるという恰好でととのい椅子に向かうことになる。これをエンタメとして楽しむ度量は自分にはなかった。

 

 ととのい椅子に関しては十分すぎる量を確保。混雑していたが、椅子に座れずに立ち尽くす人の姿は確認できなかった。椅子に座っている人々は恍惚としているのか、はたまたサンダー水風呂に参ったのかどちらとも付かない表情を浮かべていた。ちなみに自分は後者だった。ジェットコースターに無理やり乗せられたあとのグロッキー感の様な感じ。よかった点は、浴室のなかに水分補給ができる場所がある。水の種類も豊富で、常温、氷ありが選べたり、レモンなどの柑橘系のエキスが入った水もあった。

 

 そんなこんなでサウナ水風呂を繰り返すこと3セット、若干ふらふら気味で浴場を出た。施設出口の自動精算機にICキーをあてると、目を疑う額が表示された。

 

ー4000円ー

 

!??!???!??!?

サンダートルネードでかき乱された脳みそでは理解が追い付かない。そっとICキーを機械から離し、再び精算の作業を行った。

 

、、、再び4000円の表示がされた。事実をあるがままに受け入れ、紙幣を投入した。

 

 帰りに大戸屋でサバの塩焼き定食をいただいた。サバの素朴な味、あったかいごはんがなだめるように優しく心を包んでくれた。

 

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いつだって心に染みる味

■まとめ

 

 アトラクションがお好きな方はどうぞ。